『はじめに』
今回は、スコットランドのサッカーチームを取り上げます。 スコットランド南部に位置するリーグに所属するサッカークラブ、【セントカスバートワンダラーズ】の【新シーズンに向けた準備】を見ていきましょう。
コーチのジョーダン・ウィリアムソン氏に、【新シーズンに向けた取り組みや思い】を語って頂きました。
それでは、お話を聞いてみましょう!!
『SPTで、クラブとビジョンを共有する』
コロナウイルスの影響もあり、私たちは新しい挑戦を求められていました。
私たちは、この環境下でもトレーニングでの成果を管理しようと、この夏にSPTの導入を決めました。これによって、コーチングスタッフが選手のトレーニングの状況や成長を客観的に見られるようになりました。
さらにこのSPTの導入は、選手の成長を観察するだけではない、他の効果もありました。
それは、クラブが私たちのビジョンとその進度を見られるようになったことでした。
SPTをはじめとした、新しい機器を導入することで、クラブは、私たちのトレーニングセッションの経過を見ることができるようになり、そのビジョンや進行状況を知り、私たちの後押しをしてくれるようになりました。
これは、想像以上に素晴らしいことだったと感じています。
『チームで個人トレーニングができるようになった』 SPTの導入は、トレーニングプログラムにも影響を与えました。SPTを使用する事で、すべての選手に個別のプログラムを提供できるようになったのです。
つまり、全員で集まって一斉にトレーニングするだけではなく、個人単位トレーニングという機会をチームとして実施することが可能になりました。
選手のトレーニング結果を観察できることは、彼らの状態を考慮し、トレーニングを調整することも可能です。
それらは、選手たちの【なりたい自分になる】ことを手助けし、また【最高の状態を維持】することにも役に立ちます。 さらには、私たちに柔軟性をも与えてくれました。例えば、嵐の日のように天気が悪い場合などでは、選手たちをフィールドに集める必要がなくなりました。私たちは、SPTでトレーニングを管理することができるため、選手を自宅に待機させ、自分たちでトレーニングを行えるようになったからです。
『チームの今後の展望』
SPTの導入は、クラブがこの夏に行った多くの進化の中でも、最新のものの1つです。現在は、更衣室などのクラブ施設の改良もしていて、それらは近い将来完了する予定です。 私たちは、選手たちを最高の状態にしたいだけでなく、クラブを最高の状態にして、私たちの地域にとっても魅力的なクラブにしたいと思っています。
SPTの導入もその取り組みの1つです。私たちは、これらの挑戦がうまくいくことを本当に楽しみにしています。
(インタビューはここまで)
『最後に...』
いかがでしたか?
私はこの話の中では
『チームで個人トレーニングができるようになった』
という部分が特に印象的でした。個人トレーニングというのは、選手たち自身がいつも以上に責任感を持つ必要があるため、導入が難しいと感じることもあります。しかし、SPTを使用する事で、ランニング量やその質を確認できるため、選手自身に自らのパフォーマンスに対する自覚を促し、責任感を持たせることにもつながるのではないでしょうか?
そしてこれは、個人トレーニング導入のためのハードルを下げることにもつながるのではないでしょうか?
私はこのコロナ騒動から、選手自身が責任を持ってトレーニングを行うようなマインドセットの重要性、また、指導者なしでのトレーニングを行えるようにすることの重要性を学びました。これらからは、私自身もSPTなどの機器を使用して、選手の意志を尊重したトレーニングを実施していこうと思います
本日もお読み頂きありがとうございました。
『筆者 Daisuke Matsuuraについて 』
関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はニュージーランドと日本でラグビーコーチ/アナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。
SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!
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