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執筆者の写真Daisuke Matsuura

ラクロスの試合中の運動負荷ってどれくらいなの?

更新日:2020年9月23日

本日はラクロスのトレーニングについて書きたいと思います。


ラクロス以外の方も、ご自身のスポーツに置き換えながら読んでいただけると、何かきっと・・・パフォーマンスアップにつながるヒントがあると思います!


それでは早速ですが、 ラクロスの試合中、選手のパフォーマンスはどう行われていると思いますか?


試合中の選手の走行距離、スプリントの回数はどのくらいでしょうか?


全速力の状態での走行距離は?


平均心拍数や、それぞれの心拍数ゾーンでどれだけ運動していますか?


そもそも、スポーツにおける身体的負荷とはなんでしょうか?




『運動中にかかる負荷』

あらゆるスポーツにおいて、試合中にかかる負荷を理解することは、選手へ強度の高いトレーニングセッションを提供するための鍵となります。 最近の研究論文(Akiyama et al。J Sports Sci Med、2019)には、日本代表チームのGPSデータと心拍数データの両方が掲載されています。


ここで言うGPSデータと心拍数データとは、【運動中に掛かる負荷】を【外部と内部の両方】から測定したデータとなります。


この研究では、チームの平均走行距離は3474ヤードで、約2743ヤードから約4000ヤードの範囲で選手の走行距離が分布していました。

また、ハイスピード状態での走行距離は約1100ヤードで、チームの平均運動率に関しては、チーム平均は103ヤード/分、アタッカー平均は73ヤード/分、ミッドフィールダー平均は123ヤード/分ということがわかりました。

平均心拍数は最大心拍数(HRmax)の77〜85%で、また、各心拍数ゾーンで費やされた間の平均割合を表すと、以下のグラフのようになりました。


※各ゾーンは最大心拍数に対して

ゾーン1:50-60%

ゾーン2:60-70%

ゾーン3:70-80%

ゾーン4:80-90%

ゾーン5:90-100%

の心拍数を表しています

これは、あくまで一例なので、これが全チームの基準になるわけではありません。


ただ、このように自らのスポーツを分析して見ることで、トレーニングにおいてどのレベルの強度が必要なのかが明らかになります。

皆様もぜひ一度、試合中の負荷を測定し、それに基づいてトレーニングを考えてみませんか?


また、トレーニングにおける負荷も測定していくことで、試合に近い強度のトレーニングだったかも一緒に振り返ることができるでしょう。

SPTは米国ラクロス男子および、女子代表公式パートナーでもあります。


代表レベルで使われているテクノロジーが、皆さまも手に入る時代になってきました。


デモ体験も可能です。


ぜひ一度、この効果を体感していただき、競技やチームへの理解を深めて見ませんか?




『筆者 Daisuke Matsuuraについて


関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はニュージーランドと日本でラグビーコーチ/アナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

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